EH-TW5350とEH-TW6700比較レビュー予算内なら絶対EH-TW6700がオススメ
2016年10月にエプソンからホームシアタープロジェクターEH-TW6700が発売されました。エントリークラスのEH-TW5350とスタンダードクラスのEH-TW6700を画質、設置性など比較してみました。
結果からいうと価格最優先ならEH-TW5350、画質、設置性を重視するならEH-TW6700がおすすめです。
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EH-TW6700とEH-TW5350を比較する
比較の前にそれぞれのプロジェクター機種の特徴をまとめてみました。
EH-TW5350の特徴
EH-TW5350は2015年8月にEPSONが手軽にホームシアターを楽しみたい方向けに発売したホームシアター向けのプロジェクターです。価格はなんと10万円以下で販売され、フルハイビジョン、3D対応となっています。画面の明るさも2200ルーメンと明るいリビングでも視聴できるモデルとなっています。
10万円以下のホームシアタープロジェクターでは価格、画質のバランスのいいモデルです。
EH-TW6700の特徴
EPSON EH-TW6700はEPSONが手軽にホームシアターを楽しみたい方向けに2016年に発売したホームシアター向けのプロジェクターです。フルハイビジョン、3D対応となっています。画面の明るさがホームシアター向けモデルでありながら3000ルーメンと明るめのリビングでも視聴できるモデルとなっています。
EH-TW6700WはHDMIがワイヤレスタイプのモデルで長いHDMIケーブルを配線する必要がありません。
EH-TW6700はHDMIケーブルでプロジェクター本体に接続するモデル。
EH-TW6700とEH-TW5350を比較する
EH-TW6700とEH-TW5350仕様を仕様表にまとめてみました。
機種 | EH-TW5350 | EH-TW6700 |
明るさ (ルーメン) | 2500 | 3000 |
コントラスト比 | 35000:1 | 70000:1 |
スピーカー | 5W×1 | 10W×2 |
騒音レベル | 29 dB | 24 dB |
レンズシフト機能 | ☓ | ○ |
100インチ時の投影距離 | 272cm 〜 327cm | 295cm 〜 478cm |
本体寸法(幅×奥行×高さ) | 297x245x114 mm | 410x304x157 mm |
本体サイズ
本体サイズはEH-TW6700の方が二回りほど大きい感じです。EH-TW5350の方が小型という感じ。使うときだけ出して使うという場合なら、EH-TW5350の方がコンパクトで持ち運びがしやすそうです。
リモコンの形状はそれぞれ異なります。EH-TW6700の方は黒色でしっかりとしたリモコンとなっていて、暗い場所でもボタンがわかるように、ライトもついています。その点、EH-TW5350はシンプルかつ機能的なリモコンでビジネス向けプロジェクターについているリモコンと言った感じ。リモコンの機能、形状からも価格、グレードの差がでていますね。
画質比較
次にそれぞれ画質を比べて見ました。それぞれのプロジェクターには画質モードが用意されています。なるべく映像の傾向を近づけるためにそれぞれシネマモードにして比べてみました。
映像を比べてみると、圧倒的にEH-TW6700の方が画質がいいです。映像の違いはコントラスト比と明るさです。コントラスト比はEH-TW6700は70,000:1、EH-TW5350は35,000:1となっていますが、色の階調性や黒の沈み込みはEH-TW6700が圧倒的。スペック通りの差が確認できました。この差は映像をそれぞれ切り替えてわかるというレベルではなく、EH-TW5350の電源を切った後にEH-TW6700の映像を見たときでもわかるほどの差ですので大きいと思います。
↓EH-TW6700の暗めの映像↓
↓EH-TW5350の暗めの映像↓
↓EH-TW6700の明るめの映像↓
↓EH-TW5350の明るめの映像↓
設置性
EH-TW5350とEH-TW6700の投射距離を比べてみると、EH-TW5350で100インチ画面を投射するときに必要な距離は272cm 〜 327cm、EH-TW6700で295cm 〜 478cmとなっています。EH-TW5350の方が約20cm短い距離で投射できることができるので短い距離でより大きい画面を投射することができます。ただし、調整範囲は約50cmの範囲しかないため、より遠い距離から投射したいという場合はEH-TW6700の方が調整がしやすいでしょう。
レンズシフト機能もついてる
EH-TW6700にはレンズシフト機能が付いているので、プロジェクター本体を動かすことなく画面の微調整を行うことが可能です。一方EH-TW5350はレンズシフト機能は付属していないのでプロジェクター本体をずらして調整する必要があります。設置性ではEH-TW6700が圧倒的に楽です。
スピーカー、動作音
EH-TW5350とEH-TW6700にはスピーカーが内蔵されているので再生機器とHDMIケーブルで接続することで簡単に映像と音楽を出力することができます。EH-TW5350は5W×1、EH-TW6700は10W×2と多少スペックアップしています。聴き比べてみたところ、EH-TW6700の方がは音が大きくなったかな?という感じ。2機種共に本格的なサラウンド環境を再現するというレベルではないので音質は期待しないほうがいいと思います。
動作時のファンの音はEH-TW5350は少し大きめです。シネマモードで視聴すると少しファンの音がなっているかな?という程度ですが、ダイナミックモードにすると「フォーン」と大きいファンの音に切り替わります。視聴位置からプロジェクター本体をなるべく離したり、シネマモードで視聴するなど工夫が必要です。
その点、EH-TW6700は動作音が小さく設計されているので静かなシーンでもファンの音がきになることなく視聴可能です。ダイナミックモードにするとファンの音が大きくなりますが、EH-TW5350ほどではありません。
EH-TW6700とEH-TW5350比較まとめ
外観や画質、設置性など比較してみましたが、2015年9月時点でEH-TW5350は約10万円、EH-TW6700は約18万円と2倍の価格差があります。約8万円の価格差を考えると、画質や設置しやすさを重視する人はEH-TW6700、コストパフォーマンスを重視する人はEH-TW5350がおすすめです。
初めてホームシアターを楽しむ人なら、十分EH-TW5350でも満足いくレベルだと思います。ただし、絶対的な画質はエントリークラスなので、黒の沈み込みや色の階調性などはスタンダード、ハイエンドモデルには及ばないのも事実。少しでも画質が良いモデルというのであれば10万円程度の予算であればEH-TW5350、15万円ぐらいの予算がれば、EH-TW6700をおすすめします。
個人的な意見としては8万円の差ならばEH-TW6700をおすすめします。プロジェクター設置のしやすさや画質の違いなど価格差を考えても十分満足いくレベルだと思います。
EPSON EH-TW6700はEPSONが手軽にホームシアターを楽しみたい方向けに2016年に発売したホームシアター向けのプロジェクターです。フルハイビジョン、3D対応となっています。画面の明るさがホームシアター向けモデルでありながら3000ルーメンと明るめのリビングでも視聴できるモデルとなっています。
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