EH-TW5650とEH-TW650比較レビュー!価格重視ならEH-TW650、画質、設置性重視ならEH-TW5650
2017年8月下旬にエプソンからホームシアタープロジェクターEH-TW5650が発売されましたエントリークラスのEH-TW5650とEH-TW650の画質や設置性などを比較してみました。
結論から言うと、価格最優先ならEH-TW650、画質、設置性を重視しトータルバランスを考えるならEH-TW5650がオススメです。
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EH-TW5650とEH-TW650の特徴
まずはEH-TW5650とEH-TW6502機種の特徴をまとめてみましょう。
EH-TW5650
EPSON EH-TW5650はホームシアター用プロジェクターのエントリー機種なから画質と設置性を向上させたモデルです。簡単に画面投映位置を調整できるようレンズシフトが付いていて、初心者でもが画面の調整が簡単なモデルとなっています。価格は約13万円です。
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EH-TW650
EH-TW650はエントリーモデルのホームシアタープロジェクターです。10万円以下で買えるホームシアタープロジェクターとしてとても魅力的な商品です。
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スペック比較
それぞれの機種のスペックを比較してみました。
機種 | EH-TW650 | EH-TW5650 |
---|---|---|
明るさ | 3,100lm(最大) | 2,500lm(最大) |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
コントラスト比 | 15,000:1 | 60,000:1 |
スピーカー有無 | 2W×1 | 10W×1 |
Bluetooth有無 | なし | あり |
レンズシフト機能 | なし | 上下あり |
100インチ時の投射距離 | 227cm~275cm | 295cm~478cm |
本体サイズ(W×D×H) | 302mm×249mm×87mm | 309mm×278mm×107mm |
重量 | 約2.7kg | 約3.5kg |
騒音レベル | 28dB(最少) | 27dB(最少) |
EH-TW5650とEH-TW650ともに解像度は同じですが、明るさに違いが出ています。EH-TW5650は2,500ルーメン、一方EH-TW650は3,100ルーメンとEH-TW650のほうが明るいプロジェクターといえます。明るい環境で使用するということであればEH-TW650がいいと思います。一方コントラスト比では60,000:1とEH-TW650に比べEH-TW5650の方が数値が良くなっています。
本体サイズ、デザインの違い
デザインとしては2機種ともにホワイトでスッキリとした印象。本体サイズを比べてみるとEH-TW650のコンパクトさが目立ちますね。EH-TW5650もコンパクトですが、それ以上にEH-TW650のコンパクトさが目立っています。
ただしフルハイビジョンホームシアタープロジェクターとしてはどちらもコンパクトな方なのでここについてはそこまで気になるサイズではないと思います。見た目もどちらもホワイトです。
スピーカー
↑EH-TW5650の背面には10W×1のスピーカーが搭載されています。
↑一方のEH-TW650の背面にはスピーカーは搭載されていますが2W×1と抑えめなスペックです。
スピーカーは2機種とも本体に搭載していますが、音量に違いが出ています。両機種ともに迫力ある音量は望めないので最低限出るレベルと思ってたほうが良いでしょう。
接続端子の違い
↑EH-TW5650の背面端子はHDMI×2、VGA×1が用意されています。
↑一方のEH-TW650の背面端子はHDMI×2、VGA×1、RCA×1が用意されています。
EH-TW5650、 EH-TW650ともにHDMIを2つ搭載しています。最近の再生機器であればHDMI端子が用意されてればほとんど問題ないのですが、昔の再生機器などをプロジェクターと接続したい場合にRCA端子が必要になる場合もあるのでそこらへんの接続性の高さはEH-TW650が高めです。
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設置性
EH-TW5650とEH-TW650それぞれの画質の違いを確認してみましょう。スペックの違いとしては、EH-TW5650は2,500、EH-TW650は3100ルーメンと明るさが異なり、コントラストも違います。このスペックの差が画質にどう出るか気になるところです。
画質モード数が違う
EH-TW5650とEH-TW650とでは画質モードの設定数も違ってきます。
↑EH-TW5650の画質モードは6種類と多め。視聴環境に応じて細かく画質モードを変更することが可能です。
↑一方のEH-TW650の画質モードは4種類と必要最低限用意されています。
EH-TW5650とEH-TW650の画質も明るい映像と暗い映像とで比較してみました。それぞれの画質モードは「シネマ」に設定しました。
明るい映像
↑EH-TW5650の明るい映像を確認してみると、全体的に色の表現性が豊かで明暗の部分もしっかりと表現されている印象です。フルハイビジョンプロジェクターとして普通に視聴できるレベルですね。
↑一方のEH-TW650は3100ルーメンと明るめのプロジェクターらしく、EH-TW5650に比べ一段明るめの印象です。コントラストが15000:1という数値通り、EH=TW5650に比べちょっと明暗部の表現が狭い感じがしますね。
暗めの映像
↑EH-TW5650の暗い映像を確認してみると、画面黒の部分の表現がしっかりできているという印象です。黒がグレーになっていないので、明るい部分とのコントラストがでていて画面が締まっています。
↑一方のEH-TW650は画面の黒の部分がグレーとして表現されていますね…。明るい映像ではそこまで気にならなかったコントラスト比、プロジェクターの性能差がでていますね。
暗めの映像で確認すると画質の違いが出てきましたね。EH-TW5650はコントラスト比が高いだけあって、しっかりと黒が黒らしく表現されています。一方EH-TW650は黒の部分が少しグレーになっていて全体的に締まりのないぼんやりとした映像となってしまっています。映画のシーンでよくある暗めの映像をよく見る方にはEH-TW5650の方がいいと思います。
設置性
次にプロジェクター設置性を比較してみました。希望するサイズが投映できるか、希望する位置に映像を投映できるかどうかもプロジェクター性能のひとつです。
投写距離
↑EH-TW5650の100インチ時の投写距離は295cm〜478cmと広い範囲で設置することが可能になっています。
↑EH-TW650は00インチのときの投写距離は、227センチから275センチと一般的なホームシアタープロジェクターに比べ短めです。
画面を投映できる幅(距離)についてはEH-TW5650の方が設置がしやすいですが、EH-TW650は短い距離でより大きい画面サイズを投映することが可能です。単純に+10インチ大きいサイズを投映することができるレベルなので6畳などの限られた設置環境でできるだけ大きいサイズを投映したいという方にはEH-TW650がいいと思います。
EH-TW5650はレンズシフト機能つき
EH-TW5650は上下のみですがプロジェクター本体を移動することなく画面を移動、調整することができるレンズシフト機能が搭載されています。レンズシフト機能があるなしで相当設置性が変わってくるのでEH-TW5650はいいですね〜
Bluetooth接続対応はEH-TW5650のみ対応
Bluetooth接続はEH-TW5650のみ対応しており、EH-TW650は非対応となっているので注意が必要です。
価格
画質や設置性の違いがわかったところで気になるのがやっぱり価格ですよね。EH-TW5650は約13万円。一方のEH-TW650は約10万円となっています。EH-TW5650は画質やレンズシフト機能などの設置性が高い分EH-TW650に比べ約3万円高い価格になっています。
↓EH-TW5650
↓EH-TW650
EH-TW5650とEH-TW650比較まとめ
2機種の外観や画質、設置性などを比較してみましたが、EH-TW5650は約13万円、EH-TW650は約10万円と約3万円の価格差があります。3万円の価格差を考えると、画質と設置性を重視する人はEH-TW5650、コストパフォーマンスを最重要視する人がEH-TW650がオススメです。
正直、EH-TW650でも初めてホームシアターを楽しむと方ならば充分に満足いくレベルだと思います。ただし、画質についてはもう少しコントラストが欲しいと思いました。特に暗い映像トナルと黒の再現性がグレーっぽくなってしまいコンテンツ本来の黒らしさが薄れてしまいぼやっとした映像の印象となってしまいます。
個人的には3万円の差であればEH-TW5650をオススメです。プロジェクターは頻繁に変えるような機器ではなく一度購入したら最低でも数年は使用するものだと思います。使用頻度にもよりますが、3万円の差で画質や設置性を考えるとEH-TW5650の優位性が高いと感じました。
これからホームシアタープロジェクターを購入を検討してしている方で、EH-TW5650かEH-TW650どちらにしようか迷われている方の参考になれば幸いです。
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