短焦点、超短焦点プロジェクターってなに?
プロジェクターメーカーのラインナップで表示されている「短焦点、超短焦点プロジェクター」という表示。短焦点、超短焦点というのはどういう意味でしょうか?
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短焦点、超短焦点は短い距離で大きな画面を投射できる
短焦点、超短焦点プロジェクターとは通常のプロジェクターに比べスクリーンとプロジェクターの距離が短い距離でも大きく映せることができるモデルの事を指します。
一般的なプロジェクターの投射距離はプロジェクター機種によって様々ですが、ワイド100インチで最低でも約300cm程度必要となります。しかし、短焦点プロジェクターだと、その半分程度の距離(約150cm〜)で同じ画面サイズを投射することが可能となります。
普通のプロジェクターと短焦点プロジェクターの投射距離を確認してみましょう。
代表的な通常のプロジェクターとしてEPSONのEH-TW5200の場合、ワイド100インチの画面サイズを投射するためにはスクリーン⇔プロジェクターレンズまでの距離は「272cm~327cm」の距離が必要となります。
その点、エイサーの短焦点プロジェクターH7550STの場合、同じ100インチを投射するために必要な投射距離は150cm~170cmとなります。
通常の約半分の距離で大きいサイズを投射できます。
参考:フルHD対応短焦点プロジェクター「H7550ST」「H6517ST」を発表 5月22日(金)より発売開始
短い距離で大きい画面サイズを投射できる場合、希望画面サイズで投射したいけど、投射距離が確保できなくでしょうがなく小さいサイズで投射している…という方には短焦点プロジェクターオススメなモデルです。
短焦点プロジェクターにはメリット、デメリットそれぞれあります。
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短焦点プロジェクターのデメリットとは?
短い距離で大きい画面を投射できる!
短焦点プロジェクターのメリットとしては、もちろん短い距離で大きな画面サイズを映せる、ことに尽きます。プロジェクターの弱点の一つとして、スクリーンからプロジェクターまでの距離がある程度必要となるため、プロジェクターの設置スペースが限られていると思っていたよりも画面が小さく投影できない…ということもあります。
その点、短焦点プロジェクターであれば、限られたスペースでも投射することができることができるので通常よりも大きい画面を投射することが可能です。
短焦点プロジェクターのデメリットとは?
逆に短焦点プロジェクターのデメリットもあります。
画面の歪みが気になる場合がある
短焦点プロジェクターの設置上、スクリーンに近い位置から投影するレイアウトとなります。通常のプロジェクターならばスクリーンと相対して投射するためスクリーン面の微細な歪みは気になりにくいのですが、短焦点プロジェクターの場合、打ち込み角度が大きくなり、スクリーン面の微細な歪みが気になりやすくなります。
そのためにエクセルの表などを表示すると線が歪んでみえることがあるのでクオリティの高い映像を見たい場合などには注意が必要です。
短焦点プロジェクターに対応したスクリーンはある?
歪みを解決するためにはスクリーンを短焦点プロジェクターに対応したモデルを選択する必要がありますが、超短焦点に対応してスクリーンは数が少なく、ラインナップも限られてきます。また、短焦点プロジェクターに対応したスクリーンは通常の倍以上の価格がするものもあります。
プロジェクターメーカーによっては短焦点プロジェクターの推奨スクリーンとして、ポードタイプのスクリーンやホワイトボードなどにはりつけるマグネット式のスクリーンを推奨しています。
短焦点プロジェクターを選ぶ際にはスクリーンの選定にも気をつけましょう。
まとめ
短焦点プロジェクターには短い距離で大きいサイズを投射できるというメリットと、画面の歪みが気になることがあるデメリットがあります。メリット、デメリットを踏まえて短焦点プロジェクターを選びましょう。
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